メジャーリーグではレギュラーシーズンが終わりを迎え、ポストシーズンがスタート。シーズンの覇者を決める戦いが白熱する一方で、オフシーズンの補強に関する話題もにわかにメディアを騒がせ始めている。
今オフも有力選手のFAやトレードが見込まれ、大物の去就が話題となるのは必至だ。そうしたなかで、問題を抱えた左腕の行く末も小さくない注目を集めている。ドジャースに所属していたフリオ・ウリアスだ。
実績は申し分ない。2016年にメジャーデビューを飾ったウリアスは、21年にリーグ最多20勝をマーク。昨季には17勝7敗、防御率2.16で最優秀防御率に輝くなど、球界屈指の左腕として声価を高めてきた。
FAイヤーとなる今季は11勝(8敗)、防御率4.60と精彩を欠いた。それでも27歳と伸びしろもあるウリアスは、市場で数少ない左腕でもあるだけに買い手が付くと見られていた。しかし、彼のキャリアは暗転する。先月3日に家庭内暴力によって逮捕されてしまったのだ。
2019年にもMLBから出場停止処分を受けていたウリアス。現時点では事実を明らかにする調査が終わるまでの休職扱いとなっており、復帰時期も不透明なままである。ゆえにFAとなれば、ふたたびMLBで投げられるかも分かっていない。
いまだ本人の意向は明らかになっていない。それでも彼のキャリアが苦境にあるのは間違いない。そうしたなかで、27歳の左腕に驚きの声が上がった。
メキシコの日刊紙『Periodico La Voz』は「ウリアスの今後に何が待ち受けているか」と銘打った記事を掲載。「史上最高の先発左腕としての実力に疑いの余地はないが、彼はグラウンド外の問題があまりにも多すぎる」と現状を酷評したうえで、「野球選手として舞い戻るためのチャンスは限られている」と指摘。さらに次のように記した。
「アジア球界はウリアスにとって有力な選択肢の一つになるかもしれない。とくに日本は競争レベルが高く、経済面でもゆとりがある。また、韓国はメジャーリーグ復帰を目指す選手にとって良い橋渡しの舞台ともなっている」
アジア挑戦を促した同紙はNPBについて「ウリアスと同様の理由でメジャーリーグから拒絶されたバウアーは、今季に横浜DeNAベイスターズでプレー。しっかりとした結果を残した」と強調。元サイ・ヤング賞でありながら電撃挑戦を決めたトレバー・バウアーの去就を引き合いに、大物の挑戦が決して未知数なものではないとした。
いまだ処分や本人の意向が明らかになっていないため、日本行きが具体的に進むかは不透明な部分が多い。それでもウリアスが再起をかけ、NPBに活躍の場を求める確率はゼロではない。いずれにせよ、「第2のバウアー」になり得るメキシコ人左腕の去就は興味深いものとなりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/544a6183c0e5e33e338d4d99651f23de0d604d1d
今オフも有力選手のFAやトレードが見込まれ、大物の去就が話題となるのは必至だ。そうしたなかで、問題を抱えた左腕の行く末も小さくない注目を集めている。ドジャースに所属していたフリオ・ウリアスだ。
実績は申し分ない。2016年にメジャーデビューを飾ったウリアスは、21年にリーグ最多20勝をマーク。昨季には17勝7敗、防御率2.16で最優秀防御率に輝くなど、球界屈指の左腕として声価を高めてきた。
FAイヤーとなる今季は11勝(8敗)、防御率4.60と精彩を欠いた。それでも27歳と伸びしろもあるウリアスは、市場で数少ない左腕でもあるだけに買い手が付くと見られていた。しかし、彼のキャリアは暗転する。先月3日に家庭内暴力によって逮捕されてしまったのだ。
2019年にもMLBから出場停止処分を受けていたウリアス。現時点では事実を明らかにする調査が終わるまでの休職扱いとなっており、復帰時期も不透明なままである。ゆえにFAとなれば、ふたたびMLBで投げられるかも分かっていない。
いまだ本人の意向は明らかになっていない。それでも彼のキャリアが苦境にあるのは間違いない。そうしたなかで、27歳の左腕に驚きの声が上がった。
メキシコの日刊紙『Periodico La Voz』は「ウリアスの今後に何が待ち受けているか」と銘打った記事を掲載。「史上最高の先発左腕としての実力に疑いの余地はないが、彼はグラウンド外の問題があまりにも多すぎる」と現状を酷評したうえで、「野球選手として舞い戻るためのチャンスは限られている」と指摘。さらに次のように記した。
「アジア球界はウリアスにとって有力な選択肢の一つになるかもしれない。とくに日本は競争レベルが高く、経済面でもゆとりがある。また、韓国はメジャーリーグ復帰を目指す選手にとって良い橋渡しの舞台ともなっている」
アジア挑戦を促した同紙はNPBについて「ウリアスと同様の理由でメジャーリーグから拒絶されたバウアーは、今季に横浜DeNAベイスターズでプレー。しっかりとした結果を残した」と強調。元サイ・ヤング賞でありながら電撃挑戦を決めたトレバー・バウアーの去就を引き合いに、大物の挑戦が決して未知数なものではないとした。
いまだ処分や本人の意向が明らかになっていないため、日本行きが具体的に進むかは不透明な部分が多い。それでもウリアスが再起をかけ、NPBに活躍の場を求める確率はゼロではない。いずれにせよ、「第2のバウアー」になり得るメキシコ人左腕の去就は興味深いものとなりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/544a6183c0e5e33e338d4d99651f23de0d604d1d
【【朗報】第二のバウアー誕生へ】の続きを読む