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https://news.yahoo.co.jp/articles/2fa06c91cab7e3de345fa7a5ad5c3b5bdc8f8de7

1: それでも動く名無し 2023/01/12(木) 08:44:34.00 ID:NUDtHLVPd
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/01/12/kiji/20230111s00001173663000c.html

 猛虎が“鷹の目”で進化を遂げる。阪神が、今季から最新の動作解析システム「ホークアイ」を導入することが11日、分かった。昨年まで使用していた高性能弾道測定器「トラックマン」よりもさらに幅広いデータ収集、細やかな分析が可能。
特にピッチングの再現性向上に期待ができ、リーグトップの防御率を誇る投手王国に磨きがかかりそうだ。1点にこだわる守備重視の緻密な野球を掲げる岡田野球の新たな武器となる秘密兵器が加わった。

 岡田阪神が“鷹の目”を駆使して「アレ」に照準を定める。「ホークアイ」は球場に複数設置された高性能の専用カメラによって投球の軌道や回転数、回転軸、打球速度、打球角度などをミリ単位で計測。守備など選手のグラウンドでの動きも逃さずに追うことができ、さまざま項目で数値化、分析することが可能だ。

 昨年まで利用していたトラックマンとの一番の違いは、骨格情報を検出してのモニタリングだ。打った、投げたの結果だけでなく投球動作やスイングまでの過程を選手にフィードバックできる。

 球団関係者も「特に投手。納得のいく一球があったとして、そのボールを投げるのに肩、肘、腕がどんな動きだったのかが分かる。良い、悪い、の根拠を知ることができるので投球の再現性を高めることにつながる」と期待。
対峙(たいじ)する投手が投げる球種やコースに左右される打者と違って、投手は自身が主導のため再現性を高められる。他にも選手個々の好不調時の特徴など目に見える結果だけではなくプレー一つ一つの“なぜ”を明らかにできるかもしれない。

 海の向こうの米大リーグで「ホークアイ」はすでに共通語。メジャー全球団が導入済みで、NPB(日本野球機構)では20年にヤクルトがいち早く取り入れて活用する。実際に導入後はチーム防御率が良化。
19年は4・78だったチーム防御率は21年(3・48)、22年(3・52)と3点台を維持しており、リーグ連覇を陰で支える秘密兵器となっている。

 すでに甲子園球場には8台の専用カメラの設置が完了。当然、分析できる項目が多くなれば取り扱うデータ量も膨大なものになってくる。そのため、球団は1月1日付の人事異動で1軍担当のアナリストを2人増員。
同関係者が「データを生かせるかは伝える側も大事なので。いかに選手に分かりやすく伝えるか」と話したように選手へのバックアップ態勢も整えている。

 岡田監督は第1次政権時から守備重視の1点にこだわるスタイル。そこにID野球も加わる。ホークアイから得られるデータ、情報は緻密な野球で「アレ」を目指す指揮官にも強力な追い風となることは間違いない。

 ▽ホークアイ(Hawk―Eye)ホークアイ・イノベーションズが開発する動作解析、審判補助システム。球場に設置された8台の専用カメラで、ボールなどの動きをミリ単位の正確さで捉えリアルタイムに解析。投球の速度や回転数、回転の方向や軌跡、打球速度や打球角度だけでなく、選手の動作などさまざまな情報を取得する。
メジャーでは20年に全本拠地球場で導入。日本では20年からヤクルト、22年から広島が運用を開始している。野球以外にもテニス、サッカーなどの球技で活用されている。

【【3球団目】ヤクルト、広島に次いで、阪神もホークアイ導入】の続きを読む