
1: 名無しさん@おーぷん 2018/07/16(月)21:03:48 ID:xlg
天正四四六年 文月 拾陸日
覇軍に対し、多大なる被害を被った世軍一同。然しながら覇軍は、所詮これは宴だと言い残し其の場を去るではないか。
宴とは何か。其れを問うも、覇軍は答えない。只言うのみ。頂上にて待つ。
言葉通り確かに撤退した覇軍。これにて緊急作戦は終了、世軍も解体と相成った。ともなればまた、全国統一を懸けて争うは必至。
然し互いに誇り高き戦士たち。並びに、此処に居るのは選び抜かれたわずか数名。ともなれば、今すぐ刃を磨くは賢明ではない。決戦の地は相模。
健闘を称え合いながら、一同はまた戦場へと帰っていく。再び相見えれば、目の前の戦友は赦し難き敵となるのだ。戦の無常を胸に、男達は歩いていく。
天が怒る。真っ赤になって憤怒するものだから、地に這う者を灼き尽くさんばかり。僅かに日が落ち、涼が取れるかもしれない――其の様な陽気にて、北条軍との合戦は幕を開ける。
一行の先鋒は来安小川。再び番頭に戻った男に挑むは、伴天連 張押忍。然し其の伴天連を悲劇が襲う。第二戦線、優しき剛力羅が飛鳥文化攻撃にて其れを粉砕したのだ。
更には第三戦線、暴れん坊馬連手院の棍棒が池田軍より脱藩した伊藤に奇襲、之に北条軍が大激怒!! 其の尽く、好機を潰される始末。
なればと来安、孤軍奮闘。然し第六戦線、美少女戦士倉本による空爆に僅かながら巻き込まれ、小川は手傷を負う!
――これで終わるのか? またしても敗北するのか? 次々出る弓師加賀、将軍発屯、小魔人山崎の前に斃れるのか?
否!!
泥臭くても構わぬ! 勝たねばならぬ、勝たねばならぬのだ!! 伴天連思想青木が少距離射撃で度肝を抜かせれば、十八番山田が生誕を自ら祝うかのように射撃を放つ!!
更には馬連手院が斬撃を放ち、走り屋田代に道を譲る。すると即時、田代は第二陣! 之に怯えた敵将羅魅礼須、剛力羅との戦闘を放棄。
続く歌術使い西浦、決定打は与えられずも宮崎熊の思考能力を破壊。九死に一生を得た形、此処で挑むは浪士谷内、更には扇の要中村。共に辛酸を嘗めた、然し今こそ反逆の刻!
山崎相手に火を放つと、酵母小麦屋は大爆発!! 絶望的に見えた勝利がすぐそこに、見える。手柄は与えられないにも関わらず、小川は諸手を挙げて祝福していた。有卦中尾は誇らしげに、七つ目の手柄を待ち続ける。
第九戦線。勝利を懸けた前線。既に中旬も真中を過ぎた夏。与えられた場所は和尚にとって、懐かしい場所だった。
この様な合戦では和尚に手柄は与えられぬ。だが、其れでいい。其れが、いいのだ。勝ちさえすれば、自らの称号など、必要ないのだから。
旅館とも揶揄されるほどに『空きがなかった』この合戦に、『空き部屋』を作ろうではないか。勝利の円を描くには、首三つが必要である。
覇軍に対し、多大なる被害を被った世軍一同。然しながら覇軍は、所詮これは宴だと言い残し其の場を去るではないか。
宴とは何か。其れを問うも、覇軍は答えない。只言うのみ。頂上にて待つ。
言葉通り確かに撤退した覇軍。これにて緊急作戦は終了、世軍も解体と相成った。ともなればまた、全国統一を懸けて争うは必至。
然し互いに誇り高き戦士たち。並びに、此処に居るのは選び抜かれたわずか数名。ともなれば、今すぐ刃を磨くは賢明ではない。決戦の地は相模。
健闘を称え合いながら、一同はまた戦場へと帰っていく。再び相見えれば、目の前の戦友は赦し難き敵となるのだ。戦の無常を胸に、男達は歩いていく。
天が怒る。真っ赤になって憤怒するものだから、地に這う者を灼き尽くさんばかり。僅かに日が落ち、涼が取れるかもしれない――其の様な陽気にて、北条軍との合戦は幕を開ける。
一行の先鋒は来安小川。再び番頭に戻った男に挑むは、伴天連 張押忍。然し其の伴天連を悲劇が襲う。第二戦線、優しき剛力羅が飛鳥文化攻撃にて其れを粉砕したのだ。
更には第三戦線、暴れん坊馬連手院の棍棒が池田軍より脱藩した伊藤に奇襲、之に北条軍が大激怒!! 其の尽く、好機を潰される始末。
なればと来安、孤軍奮闘。然し第六戦線、美少女戦士倉本による空爆に僅かながら巻き込まれ、小川は手傷を負う!
――これで終わるのか? またしても敗北するのか? 次々出る弓師加賀、将軍発屯、小魔人山崎の前に斃れるのか?
否!!
泥臭くても構わぬ! 勝たねばならぬ、勝たねばならぬのだ!! 伴天連思想青木が少距離射撃で度肝を抜かせれば、十八番山田が生誕を自ら祝うかのように射撃を放つ!!
更には馬連手院が斬撃を放ち、走り屋田代に道を譲る。すると即時、田代は第二陣! 之に怯えた敵将羅魅礼須、剛力羅との戦闘を放棄。
続く歌術使い西浦、決定打は与えられずも宮崎熊の思考能力を破壊。九死に一生を得た形、此処で挑むは浪士谷内、更には扇の要中村。共に辛酸を嘗めた、然し今こそ反逆の刻!
山崎相手に火を放つと、酵母小麦屋は大爆発!! 絶望的に見えた勝利がすぐそこに、見える。手柄は与えられないにも関わらず、小川は諸手を挙げて祝福していた。有卦中尾は誇らしげに、七つ目の手柄を待ち続ける。
第九戦線。勝利を懸けた前線。既に中旬も真中を過ぎた夏。与えられた場所は和尚にとって、懐かしい場所だった。
この様な合戦では和尚に手柄は与えられぬ。だが、其れでいい。其れが、いいのだ。勝ちさえすれば、自らの称号など、必要ないのだから。
旅館とも揶揄されるほどに『空きがなかった』この合戦に、『空き部屋』を作ろうではないか。勝利の円を描くには、首三つが必要である。
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