1: フォーエバー ★ 2023/08/15(火) 23:31:35.69 ID:aBBl/uZP9
8/15(火) 11:46配信
WBC強化試合ではヒザをついて3ランを放った
エンゼルス・大谷翔平投手(29)が、13日(日本時間14日)のアストロズ戦で9試合ぶりに41号本塁打を放った。これでア・リーグ本塁打王争いは2位に10本差をつけ、日本選手初のMLB本塁打王は“当確”となりつつあるが、そんな大谷の理想的ともいえる打撃フォームについて、3度の3冠王を誇る評論家の落合博満氏らは「マネをしてはいけない」という。ナゼなのか。落合氏とは師弟関係を結んでいる愛甲猛氏が「大谷のマネをする危険性」について言及した。
【写真】マネするならこっち? 落合博満氏の〝神主打法〟
これまで落合氏は、大谷の打撃フォームについて「ちょっと難しすぎる。他の人はマネをしないほうがいい」などと発言してきた。文句のつけようのない結果が出ていることで、大谷自身にとっては理想的なフォームなのかもしれないが、野球少年たちにはレベルが違い過ぎて、いい結果につながらない可能性のほうが高いのでは、という見解を示している。
「オチさんの言わんとしていることはオレにもよくわかります。実際、オレも小中学生に打撃指導をするときは『大谷のマネはしないように』という話をしていますから」
そう語るのは元中日、ロッテで活躍した愛甲氏だ。現役引退後は小中学生たちを対象にバッティングセンターで打撃教室を開校するなど、精力的に後進の指導にもあたっている。では、何がダメなのか?
「右足のかかとをあれだけ上げて、ノーステップ、バレルでアッパー気味に打ちにいって、あれだけ飛ばせる選手はいない。普通なら差し込まれて終わりだし、打球も飛びません。だけど大谷は驚異的なスイングスピードで、インパクトに間に合わせてしまうし、長いリーチを生かした遠心力とパワーで遠くに飛ばすことができる。日本人離れした体格とパワーがあってこそだと思います」
しかも、大谷の打撃フォームは“一定”ではないという。
「大谷はバレルを意識した縦振りのスイング一辺倒というわけではなく、外角高めをつぶすような器用なスイングもできる。いわば、どんなゾーンにボールが来ても対応できるようなスイングをもっているわけです。大谷でマネをしていいのは、右の壁の作り方と『ビハインドボール』と言われるボールをとらえたときの頭の位置。それから右目でボールを見ているから、外角のスライダーにも対応できる。左手の使い方も異常なほどうまい。そのあたりでしょうか」
そう指摘した愛甲氏のもとには、こんな相談も多く寄せられるようになったという。
「お父さんに『大谷選手の打ち方をマネしなさい』と言われて、大谷そっくりな打ち方になったお子さんが、お母さんに連れられて『試合で全然打てなくなっちゃったんです』と泣きながら相談にくるんです。ほとんどのケースが『インコースがまったく打てなくなりました』というもの。これはオレもオチさんから教わりましたが、バッティングで一番大切なのは、タイミングと脱力です。今の甲子園でもそんな選手がいますよね」
愛甲氏が指摘したのは、第105回全国高校野球選手権に出場中の、高校通算140本塁打を誇る花巻東・佐々木麟太郎内野手(3年)のこと。
「麟太郎君も明らかに大谷のフォームを意識していますよね。ただ、あれだけパワーがあってバットスピードが速そうな彼でも、内角球に差し込まれて本来のバッティングをさせてもらえない。力みもあるんでしょう。大谷もタイミングの取り方については、試行錯誤の末にいろいろやっていると思います。麟太郎君も自分に合ったタイミングを探すことを優先させ、力みすぎないようにすることが今は大事なのかなと思いますね」
このまま大谷がMLB本塁打王に輝けば“大谷完コピ選手”が続々と現れそうな気もするが…。やはり「第2の大谷」が出現するのは、そう簡単にはいかないのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fa48fdcbf3762ca51c3dca03b27fde26e59a343
https://i.imgur.com/wTstYTv.jpg
WBC強化試合ではヒザをついて3ランを放った
エンゼルス・大谷翔平投手(29)が、13日(日本時間14日)のアストロズ戦で9試合ぶりに41号本塁打を放った。これでア・リーグ本塁打王争いは2位に10本差をつけ、日本選手初のMLB本塁打王は“当確”となりつつあるが、そんな大谷の理想的ともいえる打撃フォームについて、3度の3冠王を誇る評論家の落合博満氏らは「マネをしてはいけない」という。ナゼなのか。落合氏とは師弟関係を結んでいる愛甲猛氏が「大谷のマネをする危険性」について言及した。
【写真】マネするならこっち? 落合博満氏の〝神主打法〟
これまで落合氏は、大谷の打撃フォームについて「ちょっと難しすぎる。他の人はマネをしないほうがいい」などと発言してきた。文句のつけようのない結果が出ていることで、大谷自身にとっては理想的なフォームなのかもしれないが、野球少年たちにはレベルが違い過ぎて、いい結果につながらない可能性のほうが高いのでは、という見解を示している。
「オチさんの言わんとしていることはオレにもよくわかります。実際、オレも小中学生に打撃指導をするときは『大谷のマネはしないように』という話をしていますから」
そう語るのは元中日、ロッテで活躍した愛甲氏だ。現役引退後は小中学生たちを対象にバッティングセンターで打撃教室を開校するなど、精力的に後進の指導にもあたっている。では、何がダメなのか?
「右足のかかとをあれだけ上げて、ノーステップ、バレルでアッパー気味に打ちにいって、あれだけ飛ばせる選手はいない。普通なら差し込まれて終わりだし、打球も飛びません。だけど大谷は驚異的なスイングスピードで、インパクトに間に合わせてしまうし、長いリーチを生かした遠心力とパワーで遠くに飛ばすことができる。日本人離れした体格とパワーがあってこそだと思います」
しかも、大谷の打撃フォームは“一定”ではないという。
「大谷はバレルを意識した縦振りのスイング一辺倒というわけではなく、外角高めをつぶすような器用なスイングもできる。いわば、どんなゾーンにボールが来ても対応できるようなスイングをもっているわけです。大谷でマネをしていいのは、右の壁の作り方と『ビハインドボール』と言われるボールをとらえたときの頭の位置。それから右目でボールを見ているから、外角のスライダーにも対応できる。左手の使い方も異常なほどうまい。そのあたりでしょうか」
そう指摘した愛甲氏のもとには、こんな相談も多く寄せられるようになったという。
「お父さんに『大谷選手の打ち方をマネしなさい』と言われて、大谷そっくりな打ち方になったお子さんが、お母さんに連れられて『試合で全然打てなくなっちゃったんです』と泣きながら相談にくるんです。ほとんどのケースが『インコースがまったく打てなくなりました』というもの。これはオレもオチさんから教わりましたが、バッティングで一番大切なのは、タイミングと脱力です。今の甲子園でもそんな選手がいますよね」
愛甲氏が指摘したのは、第105回全国高校野球選手権に出場中の、高校通算140本塁打を誇る花巻東・佐々木麟太郎内野手(3年)のこと。
「麟太郎君も明らかに大谷のフォームを意識していますよね。ただ、あれだけパワーがあってバットスピードが速そうな彼でも、内角球に差し込まれて本来のバッティングをさせてもらえない。力みもあるんでしょう。大谷もタイミングの取り方については、試行錯誤の末にいろいろやっていると思います。麟太郎君も自分に合ったタイミングを探すことを優先させ、力みすぎないようにすることが今は大事なのかなと思いますね」
このまま大谷がMLB本塁打王に輝けば“大谷完コピ選手”が続々と現れそうな気もするが…。やはり「第2の大谷」が出現するのは、そう簡単にはいかないのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fa48fdcbf3762ca51c3dca03b27fde26e59a343
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