天正四四九年 卯月弐拾壱日
毬藻男田口は遂に誉れを得たり。此の報せは信徒に広く伝えられ、徳川軍家臣らからも喜びの声が届く程であった。一方の白き翼廣岡もまた、第九戦線にて立派な活躍をしたとの報。
此の二人の活躍に微笑ましく思う一方、毛利軍は今のうちに叩かねばなるまいと将高津は兜の緒を締めた。戸田の封を今か今かと破らんとする両伴天連の報も届く中、今耐え忍ばずして何時耐えるのか。
故に一行は再び毛利城を襲撃。其の先鋒はの床田であった。一行は先鋒を"素荒守"大兄と置き、第二戦を開始する。
戦況は誠に静かなまま進みゆく。生臭坊主共は揃って床田に腰砕け、頼みの歌術使い西浦や蝦夷の司令塔西田も今宵は腰砕け、最早話にならぬと"素荒守"大兄は守護に専念。
此方は矢張り、硝子が如き番頭。手傷さえ負わなければ完璧な守護を魅せるのみ。あっという間に第五戦線迄を走り抜く。
毬藻男田口は遂に誉れを得たり。此の報せは信徒に広く伝えられ、徳川軍家臣らからも喜びの声が届く程であった。一方の白き翼廣岡もまた、第九戦線にて立派な活躍をしたとの報。
此の二人の活躍に微笑ましく思う一方、毛利軍は今のうちに叩かねばなるまいと将高津は兜の緒を締めた。戸田の封を今か今かと破らんとする両伴天連の報も届く中、今耐え忍ばずして何時耐えるのか。
故に一行は再び毛利城を襲撃。其の先鋒はの床田であった。一行は先鋒を"素荒守"大兄と置き、第二戦を開始する。
戦況は誠に静かなまま進みゆく。生臭坊主共は揃って床田に腰砕け、頼みの歌術使い西浦や蝦夷の司令塔西田も今宵は腰砕け、最早話にならぬと"素荒守"大兄は守護に専念。
此方は矢張り、硝子が如き番頭。手傷さえ負わなければ完璧な守護を魅せるのみ。あっという間に第五戦線迄を走り抜く。
2: 風吹けば名無し 21/04/21(水)20:49:04 ID:F9gR
すると第六戦線、遂に目が覚めたのは扇の要中村であった。術が解けたと見るやいなや床田に一太刀浴びせると、此れに動揺したか床田は三散華山田を取り逃がす。
此処で出たるは僧長青木。見事熟練の技にて此れを切り伏せると、床田は撤退を余儀なくされる。然し最後に媚香を一巻き、此れにより動揺した"素荒守"大兄、赤き翼會澤の幻影に惑わされ撤退。戦況は混沌に堕ちた。
第七戦線、第八戦線ともに媚香の影響残るか。それぞれ守護に立った昇華清水、"幕賀府"ともに苦しい戦いを強いられる。然し此の香りは水堀職人塹江の守護さえ揺るがせ、もどかしくも一線を越えられぬ攻防が続いている。
第九戦線、敵軍は若き軍司令栗林を守護の任に就かせる。此の男、新入りながら見事な守護を魅せると云うのだ。此れに抑えられ勝利こそ消えたが、然し和尚は第九戦線に立ち塞がる。
暴れん坊"押忍成"や柱の男"参多那"の合流まで今しばらく時間は掛かろう。其れまでは耐え、只管耐えるのみ。
故に挑む。必ずや好機は来たる。先ずは沈まぬことこそが何より重要なのだ。石山本願寺、和睦まで残る首は三つである。
此処で出たるは僧長青木。見事熟練の技にて此れを切り伏せると、床田は撤退を余儀なくされる。然し最後に媚香を一巻き、此れにより動揺した"素荒守"大兄、赤き翼會澤の幻影に惑わされ撤退。戦況は混沌に堕ちた。
第七戦線、第八戦線ともに媚香の影響残るか。それぞれ守護に立った昇華清水、"幕賀府"ともに苦しい戦いを強いられる。然し此の香りは水堀職人塹江の守護さえ揺るがせ、もどかしくも一線を越えられぬ攻防が続いている。
第九戦線、敵軍は若き軍司令栗林を守護の任に就かせる。此の男、新入りながら見事な守護を魅せると云うのだ。此れに抑えられ勝利こそ消えたが、然し和尚は第九戦線に立ち塞がる。
暴れん坊"押忍成"や柱の男"参多那"の合流まで今しばらく時間は掛かろう。其れまでは耐え、只管耐えるのみ。
故に挑む。必ずや好機は来たる。先ずは沈まぬことこそが何より重要なのだ。石山本願寺、和睦まで残る首は三つである。
3: 風吹けば名無し 21/04/21(水)20:49:51 ID:w4oZ
和尚、今日も高速説法でお願いしますぞ
【￣│石│山│本│願│寺│￣】の続きを読む
